スズキ

機器メーカーのエンジニアを約10年行ったのち、起業して学習塾(小~高校生)を11年運営し、2023年春に譲渡 2014年より、日本大学の非常勤講師としてキャリアデザインの講義を行っている

2024/7/19

夏休みなどの宿題を終えられない子の対応方法(中学生)

一般的に、宿題はギリギリにならないとやらない子は多いです。普段出る宿題なら、まだ前日に頑張ってもなんとか終わらせることができますが、夏休みなどの長期休みの宿題についてはそうはいきません。 ここでは、勉強が好きでなく、夏休みの宿題を終わらせることに苦労している子の場合についてお伝えします。もともと競争が好きで、7月中に終わらせる、といって、友達と競争をしてしまうような子の場合ではありません。 では、いつもギリギリにしかやらない子供にどのような方法で進めてもらい、親は何をするといいのかについてお伝えします。 ...

2024/6/12

速さの方程式は2通りしかない(中学1年)

中学生の子供達が、方程式でつまづく問題の一つに「速さ」の問題があります。そもそも、文章題を読んで、どうやって式をつくればいいのかわからなくなってしまうことが多いです。 それは、文章題を「理解」しようとするから、わけがわからなくなります。国語の文章であれば、「理解」することはできます。文章ですので。 しかし、数学の場合は、もともと、意味のない式を言葉にしただけです。「理解」しようとすると物語のように流れもありませんので、何が書いてあるかわからず、式が立てられなくなってしまうのです。数学の文章題(特に方程式) ...

2024/7/13

学校で問題を起こす子供たちの原因とその対策(小~中学生)

男子でよくあるのですが、何度言われても、学校で問題を起こす子がいます。小学生が一番多く、座っていられない、他の子にちょっかいを出す、暴言を吐くということですね。中学生になっても、同じことを繰り返す子もたまにいます。兄弟がいると、割と両方の子が同じことを学校でやります。 もちろん、片方だけという場合もありますが、両方の兄弟がやるということは親に原因があるからです。なぜ、その子がそういったことを繰り返すかと言えば、実は「親の厳しさ」から来ていることも多くあります。 「なんで、俺ばっかり」 学校から連絡を受けた ...

2024/7/13

数学7点だった子が半年で87点になった方法(中学2年生の例)

ある中学2年生の女の子の話です。 お母さんが塾に駆け込んできました。前期中間(1学期)テストの結果で数学7点でした。後期中間(2学期)テストで60点台になり、後期期末(3学期)で87点になり成績も2から4になりました。学校の先生も大変驚いたようで「変なキノコでも食べたのか??」と言われたと喜んで伝えてくれました。 (私がその子に渡していた塾のテキストを学校の先生がコピーさせてほしいといってもっていったそうですが、ポイントは問題集じゃないんですけどね。教え方なんですが、熱心な先生だなと思います) この子は数 ...

2024/7/13

親は子供の勉強(習い事)を教えない方がいいけど・・

学習塾を11年にわたり、経営していた経験から言うと、一般的には親は子供の勉強(習い事)はみない方がいいです。 その理由についてお話いたします。ただ、課題など単発のものは手伝ってあげて問題ないです。ここで言うのは毎日の勉強についてです。 勉強の内容が問題ではなく、怒ってしまうことが問題(期待しているから) 小学生でも、中学生でも高校生でもいいのですが、親が勉強が得意だったりすると、大体見ることができる、というケースもよくあると思います。特に中学生までであれば、どの科目でも解答があれば教えることができると思っ ...

2024/7/13

数学の定期テスト(模試なども)の結果から、勉強方法を見つける方法

学年問わず、使用できるテストの分析方法があります。 中学受験から大学受験まで使えますが、使いやすいのは数学です。 ただ、テストの点数を見て、これからは頑張ろう、ではダメなわけです。また、子供たちは間違って理解することが多く、「応用問題が解けなった」「文章問題が解けなかった」などと言ってきます。 そうすると、「応用問題」や「文章問題」に力を入れたらいいことになりますが、ほとんどの場合はそうではないケースが多いです。確かに、「応用問題」や「文章問題」ができていないことは事実であるのですが、それ以前に問題でつま ...

2024/7/13

学習塾の選び方(集団授業、個別指導)

学習塾にもいくつか種類があります。 誰にでも合う塾の形というものはありません。子供の性格や目標によって変わってきます。それぞれのスタイルにメリットとデメリットがあります。 集団授業と個別指導の特徴についてお伝えいたします。 集団授業の長所と短所 集団授業の長所 同じ金額ならば、個別指導よりも多い時間授業を受けることができる 個別指導よりも質の高い授業を受けることができる確率があがる(専門の講師になることが多いので) 他の生徒の目があるので宿題などをやらないわけにいかず、競争意識を持つことができる 友達がで ...

2024/7/13

勉強が出来ない?苦手な?子の対処方法を具体的に

学習塾を起業し、11年に渡り経営、指導そして譲渡した経験をもとにお話します。 多くの子供達と保護者と接してきました。通う子の継続平均年数は3年くらいでしたが、長い子は9年、8年つづけてくれる子も多かったからこそ言えることがあります。小中学生の時に入塾して、大学入学まで通う子が多かったということです。 まず、一つ言えることは、勉強のでき不出来と、社会に出てからの仕事というのはなんの相関性もありません。そのため、このタイトル自体、本当はおかしいのですが、勉強ができないと将来困ると思っている人が多いようですので ...

2024/7/13

過干渉から生じる不登校もある

学習塾を経営していた中で、多くの保護者の方と話してきました。 プレーヤーとして仕事ができる人と、子育てが得意かという点は相関性は全くありません。(リーダーとして仕事ができる人は、子育てが得意かもしれません。相手の気持ちを考えますので) その理由は、例えばメーカーでのモノづくりや、会社での組織の中におけるサービス等で不具合が起きないようにするための方法と、人を育てる方法は全く逆だからです。 その違いに気づいていない親は、子供をますますうまくいかない方向にもっていってしまうことがあります。そして子供のとる抵抗 ...

2024/7/13

中学の成績は5段階評価だと勘違いする子供たち

学習塾を起業して、11年経営して、2023年3月に譲渡しました。そのため、子供達と保護者と多くの人たちと接してきた経験をもとにお伝えします。 勉強が好きでない子供は、自分の成績は「普通」だと思いたがります。5段階評価の「3」だと選べる高校はほんの少しになることに気づいていないのです。 成績の「3」が真ん中は間違い 多くの中学校の成績は、1〜5の5段階評価に表向きはなっていると思います。 5が一番良くて、1が一番悪いと。 それ自体は正しいのですが、ざっくりいうと公立中学の成績の振り分けはこんな感じです。(地 ...